変数の利用

Razorでは、通常のC#コードのように変数を定義して利用することができます。コードスコープ（if文やその他の制御構造）内であれば、そのまま変数を定義できます。マークアップスコープ内であれば、前回の記事で見たようにRazorのコードブロックを用いてその内部で変数を定義できます。以下がその例です。

@{ 
    string helloWorldMsg = "Hello, world!";
}

もちろんこの変数は、コードブロックの内外から変数名を参照することで、簡単に出力できます。以下に例を示します。

@{ 
    string helloWorldMsg = "Hello, world!";
}

<div>
    @helloWorldMsg
</div>

普段C#コードで実行するように、変数を操作したりロジックを適用したりすることももちろん可能です。

@{ 
    string helloWorldMsg = "Good day";
    if(DateTime.Now.Hour > 17)
    {
    helloWorldMsg = "Good evening";
    }
    helloWorldMsg += ", world!";
    helloWorldMsg = helloWorldMsg.ToUpper();
}

<div>
    @helloWorldMsg
</div>

まとめ

Razorで変数を宣言して用いるのは、普段からC#コードで変数を使うのと同様、非常に簡単です。後の例で見ていくように、マークアップ内で変数にアクセスするための強力な方法になるでしょう。